桝谷邦彦プロフィール

戦時中の1944年、山口県下関市で、四兄弟の四男として生まれる。
生後半年で爆撃に遭い、人工呼吸によって一命をとりとめた。


高校まで山口県で過ごし、慶応義塾大学文学部および、同大学院ドイツ文学専攻修了。
1967年から慶應義塾女子高等学校、慶應義塾大学でドイツ語とドイツ文学を、慶応義塾高等学校で英語とドイツ語を教える。

美術館へ絵を観に連れて行ったり、屋外で講義をしたり、授業形態は様々。
大学では一冊の本の単語だけを教え、一年の最後に30ページの英語エッセイを課題で書かせるなどしていた。

1970年代より、留学や学会参加などでドイツ滞在が増え、1996年から2年間をミュンヘンで過ごす。

ドイツという国の特徴や面白さを独自視点でまとめたエッセイ『ドイツ魂 21世紀の頑固と丈夫』を、2001年講談社より出版。
ドイツ語、英語、文学、文化を教えるとともに、
「能力を育てていけば、自分にも、世の中にも役立つ」ということを、教壇から伝え続けた。

2020年、教師人生の集大成として、自習学校を始める。